みみの会社のブログ_JINO

耳に関するヒト・モノ・コトについてご紹介するブログです。

マスクの世界が終わっても残って欲しいこと

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日本では「自粛」と強く言われ始めてようやく1か月強ですかね。

この数か月、世界中がなんとも大変ですね。

 

一線で体を張ってくださっている皆様はもちろん、

私は仕事の都合上、役所に出向く機会がとても多いのですが、

どこも窓口はいっぱいで、お仕事してくださる方々に感謝の日々です。

 

省庁の皆様も、お上の出される日々のお知らせに

都度情報を更新してくださっていて

資料を拝見するたびに、大変ありがたく感じています。

 

駅や病院など、皆の目につかないような場所をも

きちんとお掃除やお手入れをしてくださっている方々もいらっしゃいます。

沢山の人に支えられて生活が動いているんだと改めて

感謝の気持ちを持つ日々ですが皆様はいかがお過ごしでしょうか。

 

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JIN に感動したこと

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より良き未来をつくる

前回の記事更新から約1週間が経ちました。

 

1週間前よりも、社会全体の心が委縮して

しなくていい差別が起きていたり

社会全体の空気がどんよりと変化してきているのを感じ

落ち込んでいたところ、

2009年の名作ドラマ、JIN-仁―-がTBSで再放送していたので

ついつい見入ってしまいました。

www.tbs.co.jp

 

Twitterなどでも大沢たかおさんが演じる主人公、

南方仁先生のマスクの件が話題にあがったりしておりましたが、

医療・医学の先人たちの努力への感謝の気持ちや、

今、まさに現場で命をかけてくださっている方々への

感謝の言葉にも溢れていました。

そっちをニュースにしてもらいたい位ですが・・

 

ドラマを見ながらTwitterも見て、感動で泣きすぎで、

ティッシュペーパーの在庫が減ってしまいました。

中でも武田鉄矢さん演じる緒方洪庵さんの言葉と

内野聖陽さん演じる坂本竜馬さんの言葉が沁みに沁みて。。

 

自分たちがJINOという会社を興した理由、

そして続けたいという原動力となる自分の欲、

JINOが願うより良き未来への思い

を整理しておきたいなと思いました。

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ストレスとの付き合い方について

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知らないこと・解らないことは 怖い

二か月前の今日は建国記念日

16日に開店するお店の内装の最終調整をしていました。

感染症状について心配はしていたものの、どちらかと言えば

ついに困っている方々に直接お話出来る場所が開ける!

という期待に満ちた気持ちでいっぱいでした。

 

その後の変化は皆さんもご体験の通り。

JINOの店舗がある東京都は沢山の患者さんが出ていらっしゃいます。

最前線で治療に当たられる医療者の皆さんに、

ただただ感謝でいっぱいなのと、どうか体を壊されないように、

医療者の皆さんの大切な家族とゆっくりできる日が早く戻って来るように

と祈るばかりの毎日です。

 

最前線で働かれる医療者・自衛隊の方々に

同じような祈りの気持ちを抱いた2011年の震災の時には、

町中が停電で、電車も間引き、中も真っ暗で、

とても動揺したことをよく覚えています。

 

落ち込む暇はない。自分に出来る事をしていこう。

出来る事が増えたら東北に行って手伝える事を探そう、と過ごしていました。

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「お笑い」が気づかせてくれたこと

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ドリフを見直して思い出したこと

大好きな芸人さんの1人である志村けんさんが昨日逝去されました。

私は生放送でドリフを楽しめた世代。

特に自分の亡き父がドリフ大好きだった影響で、

♪「か~ら~す、何故なくの~♬、カラスの勝手でしょ~」という替え歌が、

替え歌ではなく本筋の歌詞として教えられていたほど

志村けんさんのネタに囲まれた子ども時代を過ごしておりました。

 

日本全国で同じように志村さんのネタにお世話になった人が多いので

多くの人が親戚を亡くしたような悲しみの中にいるように思います。

ご冥福を心からお祈りします。

亡くなられたのを機に、改めて過去のコントを楽しませていただきました。

 

ご時世的にも、笑ってストレスを解消するのは良いそう。

心も塞いでしまいそうな時こそ、積極的に笑顔になれるものを見つけたいですね!

 

ところで、同じように動画でドリフのコントを改めて見たかたも

お気づきになられたと思うのが、

今だと放送出来ないものも結構ありそうだな~ということ。

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選択の自由と、情報の選択について

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自由と情報

年末から、約3か月少しが経ちましたが、

新顔のウイルス登場で為替も街中も変化が激しく

皆さま少しお疲れではないでしょうか?

私は情報疲れを感じてTVをつけるのをやめ、少し楽になりました。

 

シリアで起きている難民問題や、紛争エリアの市民の皆様に比べたら

水も飲めるし、屋根のあるところで寝られるし、

弱音を吐いている場合ではないのですが。

 

焦ってもどうにもならないので、今回のウイルス騒動で考えた

「『自由』と『情報』について」を整理したいと思いました。

 

JINOが行っていきたい、聞こえの拠り所としての情報発信についても

大いに関係のあることなので、お読みいただいた皆様にも出来ればご自身のお考えを、

コメントなどでご意見としていただけたら嬉しく思います。

 

<選択の自由があるのは恵まれていること?>

私たちが住んでいる日本では、一応ではありますが

私たち国民が何かを決定する際に、

本人に「選択すること」の自由が与えられています。

(例えば一子相伝の伝統芸術のお家元に生まれてしまえば職業選択の自由が実質与えられないなどの例外もありますが、多くの人にはある、ということで理解しています。)

 

人の移動の制限や行動範囲の把握の必要性に迫られた場合でも

今のところ(法案と政府次第ですが)その権利を強制的には奪われません。

(出来るようになっちゃいましたね。3/13 16:40分の速報。)

 

どこに住む・なんの仕事を選ぶ といった大きな選択だけではなく

私たちの毎日は、何時に起きる、何を食べる、何に乗る、聞く、見るといった

選択の連続だと言われています。

ティージョブズが、毎日洋服を選択する時間がもったいないという理由で

毎日同じコーディネートで出かけていた、というのも有名な話ですが

私たちは1日に、意識せずにしているものも含め何回「選択」をしているでしょうか。

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JINOがお客様と一緒に作りたいこと<代表インタビュー:耳のそうだん室が目指すこと編>

代表の郷司が、JINOは聞こえに課題を持つかたにとってどんな存在でありたいと考えているのか、インタビューをしていただいた後編です。(前編はこちらからどうぞ)

聞き手は「途上国から世界に通用するブランドを作る」ことをミッションに、「モノづくり」を通じて「途上国」の可能性を世界中のお客様に届けているマザーハウス副社長の山崎大祐さん。2020年3月9日に創業14年目に入る山崎さんがJINOを応援してくださっている大先輩として、JINOの店舗に対する思いを聞いていただきました。

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インタビュアー:山崎大祐さん

株式会社マザーハウス / 代表取締役副社長

1980年、東京都生まれ。2003年慶應義塾大学総合政策学部卒業後、ゴールドマン・サックス証券エコノミストを経て06年に「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念とする(株)マザーハウスを共同創業、07年に取締役副社長として経営に参画。19年から代表取締役副社長。ほかにも(株)Que社外取締役、日本ブラインドサッカー協会外部理事なども務める。

マザーハウスHP:https://www.mother-house.jp/

 

安心できる拠り所になりたい

山崎 お店について伺いたいと思うのですが、何をコンセプトにしたのですか?

郷司 聞こえのことで悩んでいらっしゃる方、

   困っていらっしゃる方が安心して立ち寄れる場所。

   というコンセプトで作りました。

   ちょっとした心配でも、こんなこと聞くのが恥ずかしいけど、

   というお悩みも私たちとお話する中で、

   一緒に、その方にとって必要な解決策を見つけるという意味での拠り所に。

   という安心感をイメージしてます。

山崎 だからグリーンが多かったり、ちゃんと相談できるスペースがあったりとか

   そういうところを大事にしていらっしゃる?

郷司 はい。もう1つ、ご近所の方や、補聴器に携わっている同じ業界の方も、

   集まって仲間を作って行く、同じ課題を持っている仲間を

   作れる場所にしたいな、という気持ちがあります。

山崎 あ、じゃあお店での勉強会なども考えていたり?

郷司 はい。みなさんの集まれる場所にしていきたいので、

   勉強会、講演会を予定しています。

山崎 僕らのイメージしている「補聴器のお店」と、かなり違いますもんね!

   外の看板にも「補聴器」って書いてあるのが一般的で、

   中に入ると色々なメーカーさんのカタログが

   あるのが一般的ですけどJINOは全然違いますね。

郷司 そうですね。

   あえてそれをちょっと外してみようと言うチャレンジでもあります。

山崎 最初に店舗にいらした方ってどんな風にお迎えされるんですか?

   こういう補聴器がありますよ、というようなお話から入るのでしょうか?

郷司 いえ、JINOではお客様の「必要」に寄り添うことを大切にしたい

   考えているので、何を悩んでいらっしゃるのかを

   ご自身でも分解していただくというか、

   改めて言葉にしていただいて、ご自身には何が必要なのかを

   納得していただこうと考えています。

   なので、最初はしっかりご相談を受けて、色々な測定をしたあと、

   何を選択するかという段階で、初めて

   補聴器などの器械が出てくるものと思っています。   

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グリーンを多く配置した店内。聞こえや音に関する書籍の貸し出しも。

必要な選択肢を主観的・客観的の両面から選んでいく

山崎 まず、「耳に違和感があるな」と思ってJINOに来店されたら

   具体的には最初に何から始めるのでしょう?

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JINOがお客様と一緒に作りたいこと<代表インタビュー JINO立ち上げの思い編>

JINOは2019年10月に誕生したばかりの会社です。そこで代表の郷司が、JINOは聞こえに課題を持つかたにとってどんな存在でありたいと考えているのか、インタビューをしていただきました。

聞き手は「途上国から世界に通用するブランドを作る」ことをミッションに、「モノづくり」を通じて「途上国」の可能性を世界中のお客様に届けているマザーハウス副社長の山崎大祐さん。

2020年3月9日に創業14年目に入る山崎さんがJINOを応援してくださっている大先輩として、なぜJINOを立ち上げたのか、今後めざしていることを軸に素朴な耳の疑問なども聞いてくださいました。

インタビューは<JINO立ち上げの思い>と<耳のそうだん室で目指すこと>の2編。

本篇はJINO立ち上げの思い編です。

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インタビュアー:山崎大祐さん

株式会社マザーハウス / 代表取締役副社長

1980年、東京都生まれ。2003年慶應義塾大学総合政策学部卒業後、ゴールドマン・サックス証券エコノミストを経て06年に「途上国から世界に通用するブランドをつくる」を理念とする(株)マザーハウスを共同創業、07年に取締役副社長として経営に参画。19年から代表取締役副社長。ほかにも(株)Que社外取締役、日本ブラインドサッカー協会外部理事なども務める。

株式会社マザーハウスHP:https://www.mother-house.jp/

 

JINOジーノ)という会社名に込めた思い

山崎 お店ついに完成しましたね!どうですか?今のお気持ちは?

郷司 ようやく形ができたなぁって言う安堵感と、

   これからたくさんの人に来てもらえたら嬉しいなぁって言う

   ワクワクとドキドキです!

山崎    郷司さんと平野さんという共同経営者のお二人で

   JINOという会社を始められたわけですが、

   JINOという名前の由来ってお伺いしてもいいですか?

郷司 ジーノ」と読むのですが、会社名は、実は会社を始めるって決めても

   最後まで決まらなくて。

   『聞こえの課題をゼロにする』というミッションが先に出来ていました。

山崎 大きい目標ですよね!

郷司 はい!大きな目標が先にあって、そこから二人で何をしていけるのか、

   私たちが目指しているのは「耳の聞こえの課題をなくす」ということ、

   つまり「耳の会社」だね。と。

山崎 耳の会社が、なぜ「JINO」なんですか?

郷司 耳という漢字の日本語読みが「みみ・じ」、耳の会社と書いて「じの株式会社」

   二人の苗字も入っているし良いなと思ったのですが色々試行錯誤して、

   私がイタリアのブルーノ・ムナーリを尊敬していることから、

   なんとなくイタリアっぽくローマ字にしてみよう、

   となって「JINO」と紙に書いてみて。

   100個くらい候補があって、なかなか決まらなかったのですが、

   JINOと書かれた紙を見たら二人とも驚くほどすんなり、

   「これだ!」となりました。笑 

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立場の異なる視点で、同じ違和感をもつ2つの思いが出会ったこと

山崎 なるほど。ところで、郷司さんと平野さんは

   なぜ一緒に会社を始めようと考えたのですか?

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