みみの会社のブログ_JINO

耳に関するヒト・モノ・コトについてご紹介するブログです。

2023年『多様性』と『分断』に対して出来ることを考え、動きたいことについて

この記事は2022年2023年の映画・ドラマ作品を紹介し

2023年の目標を記載した内容です。

紹介している作品は

<映画>

・CODAコーダ あいの歌

・Love Life

・ケイコ 目を澄ませて

<ドラマ>

・Silent

・星降る夜に です。

 

本日は七草の節句ですね。

年末年始は皆様どのようにお過ごしになれましたか。

 

JINOのTwitterでは久しぶりに帰省や旅行をされる

聴覚障害を持つ方に向けて空港などでのTipsを紹介された記事を紹介しました。

 

日本版も作れたらな~と思っている間にお休みが終わっておりましたが‥

GW前までにはまとめられたらと思っています💦

 

さて2022年は映画・ドラマ作品で

聴覚障害を持つ主人公を題材にした作品も多く

年内にそれぞれ紹介出来たらと思っていたのが間に合わなかったので

見逃し配信や動画配信サービスでの配信を期待しつつ

これから始まるドラマを含めいくつか紹介をしておきたいと思います。

 

それぞれの作品が聴覚障害と呼ばれる障害の持つ多様性が

社会に浸透していく事を願うと同時に

自分に出来る事、動ける事を記しておきたいと思います。

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2022年のOTC補聴器に対する変化のこと

From Hearing tracker article 2022.Dec.19

2022年も気づけばあと3日で少し驚いております。

皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

2023年に向けての抱負と2022年の感謝については

また後日(年内に)掲載したいと思っておりますが

本日は2022年中にご紹介したいOTC補聴器について書きました。

 

アメリカでの大きな変化>

皆様、「OTC補聴器」という言葉は耳にされたことがありますか?

 

日本と少し(かなりかな・・)医療制度の異なる国でもある

アメリカ合衆国では、数年前から処方箋なしで買える補聴器を

認可するように国に働き掛ける動きがありました。

 

理由としては

1)処方箋がないと買えないことで、補聴器のような聴覚補助を受けられる人が限定されてしまうこと

2)処方箋を以って購入することで、コストがかかること

の2つが大きいと言われています。

実際は色んな利権が絡み合ったあんまり美しくない話なのかもしれないですが

解らないことを邪推しても仕方ないのでそこはスルーしておきます。

 

これらの理由、日本のように聴覚学という学問を学べる場所も、

聴覚専門家=オーディオロジストという専門家制度もない国からすると

あまりしっくりこない話かと思います。

 

わたしは、会社のHPにも掲載しておりますが

諸外国(特に医療先進国)の補聴器利用者の満足度は高く、

日本はとても低い理由の1つとして

補聴器と補聴器ではない聴覚補助の器械の認識が、

ごちゃ混ぜになってしまっていることから来るものだと考えています。

 

その背景に聴覚学という学問を

国として評価していない事があると思っているためです。

 

その話はまた1つブログが書けるくらい長くなるので今は置いておきますが

せっかく専門家がしっかりケアをして、

きちんと聴覚の問題に時間をかけて知識を得た人たちが販売していて

満足度も高いのになぜ今更制度を変えるのか?という点から

単に買いやすい補聴器を認可しただけではない

という背景が透けて見えるわけなのです。

 

端的にどういう事に変化したかと言いますと

補聴器の購入方法が

今まで : 耳鼻咽喉科医またはオーディオロジストの処方箋を元に購入

OTC  :オンライン店舗や実店舗や薬局で購入可能

という選択肢に変化しました。

 

ただ、OTC補聴器には聴力の制限や年齢の制限も多く

写真にあげたHPのものは18歳以下の人には使えません 

といった注意書きがあるように、ある一定の制限は存在します。

 

<聞こえ辛いと感じる人にとってのメリットは?>

OTC補聴器はごく軽度の難聴を持つ人が対象になります。

世界の難聴者人口統計というものは正確には算出されていないのですが

私が調べた限りでは中等度以上の難聴の人(中等度・高度・重度)全員の数より

聞こえづらさは感じていてもなんの対処もしていない軽度の人の数が多い

という算出になりました。

 

なぜその人達が対処をしてこないでいたのか、

それは恐らく補聴機器を使用することの価値が

使用しないでいる状態で感じる不便さを上回らないから、だと考えています。

 

メガネでもなんでも、今まで身に付けていなかったものを

新たに身に付けるのは少し違和感があるように、

補聴機器も大前提としてない方が楽です。

 

聞こえづらさに悩む状況が限定的であればあるほど

違和感を感じてまで聴覚をサポートしよう!とはなりくいものです。

 

実際相談にいらっしゃる方に、何よりもまず最初にお伺いするのは

「今何に困っていらっしゃるか、何を不安に感じていらっしゃるか、

不便に感じていて改善したいと思っていらっしゃる事は何か」です。

 

その点が明確になることで、どんな聴覚レベルの方も

補聴機器を生活に取り入れる必要性の確認がお互いに認識できるためです。

 

という状況の方が、ご自身の聴力検査を正確にせず

OTC補聴器の多くがアプリなどを使った自己診断を元に

オンラインやアプリ上で自分の器械を調整します)

自己判断のみで聴覚をサポートする道具

それが今時点で販売されているOTC補聴器の特徴です。

 

以上の点から、メリットとすると

1)買いたいタイミングで購入可能(処方が不要なため)

2)装用したいときだけ装用可能(自分が聞こえ辛いと思う時だけ補助)

3)聴覚専門家から買うより少し安い(専門家の人件費分、単価が落ちるため)

の3点があげられます。

 

<聞こえ辛いと感じる人にとってのデメリットは?>

では反対にデメリットはあるでしょうか。

メリットに対する形で考えると

1)処方がないので、主観的な感覚評価に基づく装用になる

(耳の腫瘍や外科治療で治る難聴の場合、見落としが起きる可能性が高い)

2)聴覚の仕組みとして一時的に音声情報をサポートする効果は限定的

(長期的な聴力変化を少なくさせる効果などは得られないと想定される)

※過去の研究データから

3)主観評価のみで客観的に必要な補助が得られないリスクが高い

(自分のことは自分が一番解る という思い込みのリスク)

といったところでしょうか。

 

3)については最もハイリスクと思う部分で

良く筋トレに例えたりするのですが、

自分で鍛えられていると思ってもやり方を間違えると

ケガをしたり、変な筋肉がついてしまうので

鏡で客観的な自分の状態を確認したり

可能であればプロのトレーナーさんに癖がないかなどを

確認してもらう方が効果の高いトレーニングになる 

という状況をイメージいただくと良いかなと思います。

 

これらのデメリットをOTC補聴器が無くすことが出来れば

市場にしっかりと浸透して欲しい、と願えるのですが

今の時点では、デメリットを感じる人が少ないといいなと

祈る気持ちで見ているというのが私の見方ではあります。

 

<現在のアメリカ市場でのラインナップ一覧>

自分があまり前向きな印象をもっていないばっかりに

心配が前面に出すぎる紹介になってしまってスイマセン。

今現在は主にアメリカ市場で展開されている製品を

コチラに紹介しておきます。

 

いずれもっと増えたり日本市場にも参入が増えると予測されます。

上記のメリット./デメリットをご自身に当てはめていただいて

是非専門家への相談と、自分で試すものと比較した上で

ご自身に合うものを見つけていただきたいと願っております!

以下のラインアップはHearing Trackerの記事からの転載になります。

全文はこちらからご確認ください!

www.hearingtracker.com

 

 

上記に加えて、電気機器メーカーが補聴器メーカーと組んで

開発販売を行っているのが以下の3つです。

これ以外にオンラインで「補聴器」と謡って販売しているにも関わらず

実際はFDAという機関の正式承認をとっていないものもあり

どこの国もズルい事を考える人はいるなあ、、という感じです。

本当に損や嫌な気持ちをする方が出ないことを祈るのみ。。。

そしてデメリットとして掲載させていただいた部分が

しっかり解決できた製品が出てくることを待っていたいと思います!

 

以上、2022年、市場にあった変化

OTC補聴器 というカテゴリーについてのご紹介でした!

 

今回もお読みいただきありがとうございました!

ご質問やご意見などお待ちしております!

 

JINO GOJI

かわいいお客様の再訪とアドボカシーについて

<嬉しい再訪>

懐かしい思いでの写真から貼ってしまいました。

最近時間の経過が今までの5倍くらい早く感じております。

気づけば前回の更新から4か月…焦りますね。

2022年も3カ月となりましたね。

 

多くの自然災害や不安しかない世界情勢の中

行動範囲や内容を規制された3年間を過ごしましたよね・・

このまま、少しずつ以前とは違いながらも

行動範囲は取り戻せていくと良いですね。

 

そして、我々を信頼して補聴器の調整を委ねてくださった皆さまや

いつも支えて励ましてくださる方々のおかげで

なんとか今月、JINO株式会社も4年目に入ることが出来そうです。

(会社の設立が2019年10月8日なのです)

いつも本当にありがとうございます!!✨

 

そんな10月の初めの土曜日、かわいいかわいいお客様が再訪されました。

記事トップの画像を見て更に

こちらの記事をご記憶いただいているかたもいらっしゃるかもですが

jino33.hatenablog.com

 

2020年2月にお店を始めて即Covid-19の大波に飲まれ

不安しかない夏を過ごしていた時に訪問してくれた

近所の小学校2年生の子が4年生になって再訪してくれました。

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ふつうごと を見つめる事について

この記事は先日Webサイト「ふつうごと」さんにインタビューをしていただいた事から思い返したことについて紹介しています。

季節の巡りは早いですね。

JINOの耳のそうだん室がある東京荻窪

日焼けで肌がジリジリなるくらいの眩しい青空です。

 

皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

急に暑くなる時は意識して水分を摂ったり

無理なくお仕事したり体調変化に気を付けてお過ごしくださいね。

 

<インタビューを掲載いただきました>

先日参加していた経営塾で知り合いになった堀さん

futsugoto.com

にとっても素敵なインタビュー記事を掲載いただきました。

前後編で掲載いただいております。

 

前編 

futsugoto.com

後編 

futsugoto.com

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コーダ・ファイトソング・妻小学生になる のこと

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この記事はエンターテイメント作品の変化に思う事と

人が他者と自分、喪失という体験に対して向き合うことについて

考えたことをご紹介しています。

 

<3月は耳の日のある月>

気づけば桜や沈丁花、菜の花と言った春を告げるお花が咲き始め

あっという間に3月も残すところあと数日ですね。

 

気温差の激しい日が続いていますが皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

聴覚関係のお仕事に従事している多くの方が

同じの感想をお持ちだと思うのですが

3月は1年の中でも比較的忙しい月です。

何故かというと3月3日が耳の日だから。

 

jpnculture.net

耳の日に合わせて啓発のイベントやセミナーが開催されることが多いので

通常の業務に比較してお仕事の量が増える季節です。

一昨年・去年・今年共に人を集めるのは難しいため

オンラインなどで行われていましたが

今後はどうなっていくんでしょうね。

 

耳の日の前後に関連の記事などが増え

記載されるコメントを眺めていたら

まだまだ「障害」は社会の問題ではなく

「個人の喪失・足りない特質」といった捉え方が多く

「障害」という概念を社会から無くすのには

まだまだハードルが沢山だなと改めて思いながら過ごしました。

 

<エンターテイメント作品の変化>

そんな気持ちが前向きになる芸術作品が

最近増えて来ているのかな

と感じたのが、ここ最近の映画やドラマにおける変化。

特に今回のタイトルにした作品は心に残る点が多くありました。

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2周年の感謝と低音障害型感音難聴について

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【開店2周年の感謝】

ブログの更新がかなり後回しになってしまっておりました。

相変わらずなかなか困難な空気感が漂っておりますが

皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

JINOはと言いますと

昨日2月16日でありがたいことに

開店2周年を迎える事ができました✨✨

 

ひとえに、日々応援、サポートくださる皆様と

平野と私を信用し、お時間を下さるお客様のおかげです。

沢山の可能性のなかから、ご自身にあう解決方法を発見されて

笑顔になっていただける瞬間を一緒に迎えることのできる

有難い仕事に携わり、続けてこられていることに感謝です。

 

これからもお1人お1人の聴力や環境

お悩みに合わせた最適な解決策を見つけて行かれる

お手伝いを出来る事に感謝しながら、

我々自身も毎日勉強を重ねながら研鑽して参ります。

至らぬところは沢山あると思います。

お気づきの点があれば今後も皆様からご指導いただけると幸いです。

 

【低音障害型感音性難聴とのお付き合い】

これは私自身の昨年末の話なのですが

秋の終わりぐらいでしょうか、

左側の耳鳴りが酷くなり

普段以上に人の声が聞こえ辛く、

普段以上に音に過敏な状態が続きました。

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『世界の補聴器さんぽ』と『難聴と認知症』の勉強会

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この記事は最近実施させていただいた

勉強会についてのお話を紹介しています。

 

なんと、毎月1回は必ず書く!!

と意気込んでいたブログ、ついに3カ月も放置してしまいました。

自分の時間配分のダメさに悲しくなる毎日だったのですが

重しのように感じてもいたので、

ようやく書けて安心しております。

 

すっかり日の暮れるのも早くなり、朝晩も冷え込みますが

皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。

 

この3カ月、JINOは会社としてもお店としても

お陰様でとても充実した日々を送らせて頂いておりました。

 

皆様から支えていただいてこそのこと。

本当にありがたく思います。

 

今日はお話させていただく機会を頂戴した

『世界の補聴器さんぽ』 と、難聴と認知症の勉強会について

ご紹介させて頂こうと思います。

 

<家族や介護者の方に知っていただきたい難聴と認知症の関係と対応>

なっがいタイトルで恐縮です。。

難聴と認知症の方は、言わずもがな、皆様ご存じのことで

多くの方が講演をなさっています。

私は医師ではないので、病気の話をするのではなく

認知症の親を看護・介護し看取った当事者としての経験と

難聴を持つ人に対して何が喜んでもらえるのか、

家族が出来る事は何か、周りの人が心に留めておくと良い事は何か

という視点でのお話をしております。

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