よくある新年記事のトピックに乗ってみました。
2020年があけて早くも6日が経過しましたね。
サービス関連のお仕事の皆様はお正月も関係なくお仕事でいらしたと思いますが
皆さまそれぞれ、本日あたりからはお仕事始めでしょうか。
2019年は日本では元号が変わった節目の年でしたが
2020年はどんな年になるでしょう?
世界的に注目を集めそうな出来事としてはやはり
日本でオリンピック・パラリンピックが開催されることですね。
オリンピックが7月24日(金)~8月9日(日)、
パラリンピックが8月25日(火)~9月6日(日)の日程で予定されています。
アメリカでは11月3日に大統領選挙が予定されているので、
前哨戦として既に色々な動きが見えていますね。
日本にとってものすごく影響の大きい選挙の1つなので、注目しておきたいですね!
また、UAEで中東・アフリカで初めての国際万博が10月~翌年4月に開催されます。
今あげた3つの出来事の影響をベースに、
日本国内で耳や聞こえに関して起こりそうなこと、
個人的に楽しみにしている(期待している?)予測を挙げておきたいと思います!
<オリンピック・パラリンピックの影響でテレコイル・ロジャーの知名度があがる>
世界中から様々な背景を持った人が日本に一定期間滞在されること、
これはとても楽しみなことですよね。
個人的には「テレコイル」「ロジャー」という
補聴援助システムの知名度が上がることを期待しています。
このマーク みたことある!という方、どのくらいいらっしゃるでしょうか。
「テレコイル」は海外の空港・駅等では、係員とのやり取りが必要な場所に
必ずと言っていいほど配置されています。
補聴器をつけている人の補聴器に、
誘導コイルという部品が入っていると使うことの出来るシステムです。
仕組みはこちらを参考にしていただければと思うのですが
この機能があることで、マイクを使っている人の声が補聴器を通して
直接聞こえるので、話している内容をより聞きやすくできます。
装置も、設置の工事もなかなか高額なものなので、
オリンピックなどの国際的なイベントが設置の後押しになります。
主な競技場や、空港などにこのマークを見かけたら、
あ、ここはテレコイルが使える場所!と注目していただいたり、
知り合いで補聴器を使っている方に
あそこにテレコイル引いてあるよ!なんてご紹介いただけたら嬉しいなと思います。
テレコイルが公共の場所によく使用されるのに対し、
もう少し、少人数の会話を手助けするロジャー、というシステムもあります。
補聴援助システムとして、マイクを使った人の音声を聞きやすくすることが出来る点は
テレコイルと同じですが、ロジャーはデジタル電波を使っているため雑音が少なく、
マイクの持ち運びや使い分けができる点で利便性が高いシステムです。
ロジャーについての説明は
をご参考ください。
こういったシステムがあることを、
補聴器を使っている方でもご存じないことが多いので
オリンピック・パラリンピックが、機械の良い面をより良く活用いただく、
また、使用していない周りの方の理解と協力が進む契機になると
期待を込めて予測しています。
<多様性という概念の受け容れによって聴覚障害に関心を持つ人が増える>
ここ数年、多様性という概念の受け容れと、
反発がものすごい勢いで両極化しているように感じています。
多様性を受け容れざるを得ずに積極的に受け容れることで
その難しさと直面している地域、
トランプ大統領などの影響で
一部特定の人のみに富が以前にも増して集積される地域、
多様性という言葉を忌み嫌う地域など、
その大本は自分と自分以外という概念の捉え方にあるのではないかと思います。
「概念」などというと難しい話になってしまいますが、
単純に自分は何者なのか、に対しての答えが
単純化(白人・黒人・黄色人などの区分けが単純化の良い例ですね。)
していく傾向が強くなってしまうことで、
自分と同じ区分にないものに対しての扱いが粗雑になる、
ということではないかと思っています。
人間という生き物も地球上にいる生き物の1種類でしかなく、
細胞や微生物の数(400~600×10の28乗という数です!!)から考えたら
本当にちっぽけな存在なのですが、
ついつい自分の事だけを中心に考えてしまって、
多様性とは真逆の方向に進んで行ってしまうことが多いのではないかと思います。
自分という概念をどんな風に捉えるかは、その人次第ではありますが、
今まで万博の開催されたことのない地域で万博が開催される年であり、
オリパラで世界中から色々な背景を持った人が身近な土地に来てくれる機会でもあり、
多様性という概念の真逆にいる指導者が立場を変えるかもしれないタイミングなので、
多様性という概念を自分自身の中に捉えなおし、
自分以外の人の世界を、興味を持って知り、理解する人が増える=
聴覚障害や補聴器・人工内耳についての興味や関心が増えると予測しています!
<技術の進化が進みウェアラブルの最先端機器として補聴器が愛される>
大きな産業イベントのある年を境に、
様々なインフラが整備されることが良くあります。
補聴器の世界ではスマートフォンのアプリを経由して、
今まで対面でしか叶わなかった専門家との調整相談が、
遠隔操作で可能になる機能が実装され始めています。
5Gの規格で通信インフラが安定すれば
より大きな容量のデータを短時間でやり取りすることが可能になっていくので、
今後はこの機能がメジャーになっていくと予測しています。
また、補聴器とスマートフォンに搭載されているマイクとアプリが連動して、
今聞こえている会話を文字起こししてくれる機能なども進化しています。
この機能は聞こえに課題のある人だけではなく、要約筆記をされる方や、
インタビュー記事の文字起こしをする編集者・ライターの方にも有益で
ニーズが多いと思うので、どんどん進化してほしいなと思います。
単に聞こえを補ってくれる器械としてだけではなく、
身に着けて使える便利な機器として補聴器が愛されるモノになる!
という希望的予測をしています。
2020年に耳の周りで起こりそうな3つの予測
希望的ではありますが、こんな感じで上げてみました。
皆さんの予測はどんな感じですか?
日本国内でも世界中でも様々な業態で新しいことが始まったり、また逆に終わったり。
毎年起きていることではあるのですが、色々な変化が楽しみですね。
個人的予測を、2020年の年末に振り返ることの楽しみが出来ました。
また2020年はJINOにとっても初めての店舗を開店する新しい挑戦の年になります。
2月の初旬頃を予定して工事を進めています!
また詳しい予定が解り次第お知らせさせていただきます。
長くなりましたがお読みいただきありがとうございました!
2020年も耳の会社、JINOをどうぞよろしくお願いいたします。
JINO GOJI