この記事は最近実施させていただいた
勉強会についてのお話を紹介しています。
なんと、毎月1回は必ず書く!!
と意気込んでいたブログ、ついに3カ月も放置してしまいました。
自分の時間配分のダメさに悲しくなる毎日だったのですが
重しのように感じてもいたので、
ようやく書けて安心しております。
すっかり日の暮れるのも早くなり、朝晩も冷え込みますが
皆様お変わりなくお過ごしでしょうか。
この3カ月、JINOは会社としてもお店としても
お陰様でとても充実した日々を送らせて頂いておりました。
皆様から支えていただいてこそのこと。
本当にありがたく思います。
今日はお話させていただく機会を頂戴した
『世界の補聴器さんぽ』 と、難聴と認知症の勉強会について
ご紹介させて頂こうと思います。
<家族や介護者の方に知っていただきたい難聴と認知症の関係と対応>
なっがいタイトルで恐縮です。。
難聴と認知症の方は、言わずもがな、皆様ご存じのことで
多くの方が講演をなさっています。
私は医師ではないので、病気の話をするのではなく
認知症の親を看護・介護し看取った当事者としての経験と
難聴を持つ人に対して何が喜んでもらえるのか、
家族が出来る事は何か、周りの人が心に留めておくと良い事は何か
という視点でのお話をしております。
生活に即した場面場面でのストーリーや
ケアする側の心持ちなどを
先日ケア24荻窪様からのご依頼をいただいて
杉並医師会館で1時間半ほどお話して参りました。
知識的な部分をお伝えした上で
ご質問をいただく時間を長めにとりましたところ
とても具体的に、お一人お一人で直面されている
様々なお悩みを吐露いただきました。
難聴も1人1人違うように、認知症も1人1人
それぞれに特性が異なるので、対応もそれぞれですよね。
もしご友人やお知り合いの方から相談に乗られことがある時には、
知識に偏って決めつけないことを意識して
お話をお伺いしていただきたいな、と改めて感じました。
またその勉強会でご紹介させていただいたのが
最近とっても勉強になったな!と感激した本。
「認知症世界の歩き方」
こちら、是非多くの方に手に取って頂きたい
とても素晴らしい視点で編集された本です。
認知症の患者さん100人に聞き取り調査をした上で
理解してもらえないこと、ご本人の辛さ
どんな世界が見えているのか、そしてその原因が何なんか
という所までを、堅苦しくなく読みやすく、紹介しています。
介護に関わる方だけではなく、
多くの方に手にとってもらい、
知識として知っていただきたいな、と思うと同時に
同じように難聴の方100人の声を、
難聴の世界の聞こえ方 みたいな形で
本に出来たら良いなあとも思いました。
当事者のことは当事者の方に聞くのが一番ですし
多かれ少なかれ長く生きれば、認知機能の低下も
聴力の低下もほとんどの人に起きる事なので
沢山の方に興味を持っていただけたらなと思います。
と、そんなわけで何の回し者でもないのですが
こちらの本、是非お手に取られてみてくださいませ!
<世界の補聴器さんぽ>
もう一つ実施させていただいたのが
今回ブログの表紙画像にもした
正式タイトル「世界の補聴器メーカーさんぽ」
東京都の中難協などで精力的に活動されている
とっても尊敬する方からお話をいただいて、
喜んでお話させていただきました。
補聴器って結構面白いのね~と
使っている人に知ってもらえたら、と思い
ゆるい感じで、補聴器メーカーの数やブランドの数
日本で販売している補聴器ブランドとその関係をお話し
5大メーカー+1と呼ばれている巨大ブランドを扱っている
メーカーの本社を訪ねるとどんな感じかというのを
その本社がある国の福祉制度なども絡めてお伝えしました。
メーカー毎の歴史や哲学を感じ取っていただけて
たのしかった~と言ってくださる方が多く
ひと安心&嬉しい時間となりました。
また最後に、世界ではどんな風に過ごしている方がいらっしゃるのかなどが
身近に感じていただけるように、難聴を持っている方や
そのご家族が作っているサイトなどを紹介しました。
紹介させていただく際には基本的に
聴覚活用と視覚活用の両方のバランスが取れていて
情報に偏りが多くないことを意識しているので
もしご興味ある方がいらっしゃいましたら
以下のサイトに遊びに行って見られてください。
ページごと日本語にしてくれます。
(だいぶ翻訳の精度も上がっています!)
1つ目
Hearing like me
補聴器ブランドのPhonakなどを持っている
Sonovaがサポートしているサイトですが
様々な選択肢を「自分に合う」という判断で選んだ方々が紹介されていたり
記事自体も難聴を持つ方達や難聴児の親御さんが書かれていたりするので
読み応えのあるサイトです。
始めたころは検索しやすかったんですが、最近記事数が膨大に増えていて
検索が多少難ありなのが改善して欲しいところです。
2つ目
Living with Hearing loss
難聴当事者のShariさんが作られたオンラインコミュニティです。
Shariさんのブログ記事がメインで、難聴を持つ方々のコミュニティの場にもなっています。
いろいろな立場の方がコメントされているので
アメリカの事情が見えるサイトです。
3つ目
Hands & Voices
難聴児を持つ親御さんの集まりから始まって
大きくなった組織のHPです。
手話・口話・筆談とどんな選択肢も押し付けない、
というルールで運営されているので
フラットな情報を見つける事が出来ると思います。
久しぶりのブログUPとなりましたが
最後までお読みいただきありがとうございました!
毎月1件でもお役に立てる記事・情報や報告が出来るよう
今年も残り少ないですが励んで参りたいと思います。
ご意見やご感想などもお待ちしています!
JINO GOJI