みみの会社のブログ_JINO

耳に関するヒト・モノ・コトについてご紹介するブログです。

言語聴覚士を目指す学生がお店に見学に来てくれました

 -メディア(媒体)としての店舗の役割について思うこと-

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Gordon JohnsonによるPixabayからの画像

とても嬉しい時間

あっという間に8月ですね。

毎年、広島と長崎への黙とうをすると

今年も残りわずかだな、という気持ちになります。

 

暑い毎日で、水害に合われた地域の皆様

未だ避難生活を強いられている皆様、お子さん、高齢の方、

みなさま体調管理の大変な時期ですね。

水分と塩分を取りながら良い夏をお過ごしになれますように。

 

さて、そんな真夏の気候にも関わらず、

先日東京医薬専門学校の言語聴覚士科で、

特に聴覚分野に興味をお持ちの学生さんが

JINOの店舗見学に来てくださいました✨

 

補聴器メーカーOticonさんが提案企画なさり、

10店舗ほどの補聴器専門店に、

学生さんを連れて、言語聴覚士の方の働く場所の選択肢の1つとして

職場見学実習をされる、その1つとしてJINOをお使いいただきました。

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新しい生活様式での音に対する工夫について

この記事の概要

■新しい生活様式になって見えてきた音の問題について

■聴覚保護について

■お勧め耳栓3種

について記載しています

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<新しい習慣による気づき>

Withコロナという言葉が定着してきました。

新しい感染症はこの先もきっと増え続けるでしょうから

その度にアタフタしてしまわないような策が欲しいなあと思ってしまっております。

 

今は、知らない人と空気の密な空間を共有しないこと

大人数で大きな声を発する閉鎖空間を共にしないこと、

室内で他人と2m以内の距離にあるときにはマスクをすること、といったあたりが

今までの感染症になかった、新しい習慣として推奨されている対策かと思います。

 

この新しい習慣によって、音に関しても

いくつか新しい問題が注目されるようになっています。

 

まずは、音による情報量が足りない、または

音を保管する情報が足りないという視点での問題です。

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デバイスとしての補聴器について

この記事の概要

■デバイスとしての魅力 VS携帯電話

■デバイスとしての存在価値 VS福祉機器としての存在価値

■ご意見募集

について記載しています。

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-デバイスとしての魅力‐

2020年も半年が過ぎて早くも10日が経ってしまいました!

感染症対策で日常生活が大きく変わられた方も多いのではないでしょうか。

 

全国、特に九州に降り続く雨による災害も心が痛みます。

私も親族に九州在住者が多く、気が気でない毎日です。

どうかこれ以上被害が広がることがないよう毎日祈っています。

 

自分は自分の置かれた場所で出来る事をするしかないですので

コツコツと日々を重ねていたいと思います。

 

さて、今回のブログ記事は自分の中で

ず~っと解決できずにいることについて。

読んでいただいた方にも是非感想、ご意見を頂戴したい

バイスしての補聴器の魅力と存在価値についてです。

 

上の写真、補聴器の写真ですが

補聴器だと解られたかたどのくらいいらっしゃるでしょう。

これはPhonakのMarvelという補聴器です。

 

メーカーで約10年補聴器に携わってきた身からすると

当たり前になりすぎていて忘れがちなのですが、

こんな形の、いわゆる『デバイス』と言えるカタチに進化したのは

もう15年以上も昔なんです。

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野球と聴力障害の素敵な関係

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しだちよさんによる写真ACからの写真

みんなのための「バリアフリー

日本でもプロ野球の試合が始まって1週間が経ちましたね。

野球好きな私は、デジタル全盛の時代になった今も

仕事後に帰宅してスポーツニュースをはしごするという

ルーティンで心が満たされまくります。

 

デジタル媒体を使って結果を知っていても

ひいきのチームがどの媒体でどの程度取り扱ってもらえるのか

取扱い時間が多ければ大喜び、少なければ勝手に怒るという一連を、

“スポーツニュースはしごタイム”と名付け楽しんでいます。

 

皆さんは何か応援したり、実際に取り組んでいたりする

スポーツは何かおありになりますか?

 

ところで、野球が好きな方はもちろん、そうでもないかたでも

「ストライク」「セーフ」「アウト」といった言葉と

ジェスチャーはご存じの方が多いのではないでしょうか。

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www.amazon.co.uk

この審判のジェスチャー、いつ頃出来たかご存じでしょうか。

複数の説があるそうなのですが、私が好きな説があります。

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本の魅力について

 

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好きな本の使い方

皆さん突然ですが、「好きな本」ってありますか?

私の家族は本好きで、本に囲まれて育ったので

好きな本がたくさんあります。

 

特に好きな本は今もずっと持ち続けていて、

たま~に、それこそ3年、5年、10年くらいの

空白を開けて読み直すことがあります。

 

好きな本の凄いな、と思うのが、読むたびに

自分の感想が増えて行ったり、変わったりすることだと思っています。

前回読んだ時には気が付かなかった!という発見があったり、

前回はこんなところにじ~んと来なかったというところで涙が出たり。

 

逆もあって、確かすご~く感動したはずなのに

今回はそうでもなかった、と思ったりすることもあります。

皆さんはいかがでしょうか?

 

絵本・小説・漫画・実用本、

ノンフィクションもの等はもちろん

辞典や辞書を読むのもとても好きなので、

変だと言われてしまうことが多いのですが・・・

小さい頃好きだった本や、今も手元に置いてある本は

大切に自分の家の本棚においていました。

 

開店当初から始めたいと思っていたのですが

そんな本たちの1部をお店に持ってきて

JINOの「ひろがるほんだな」という仕組みを始めました。

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心に残るニュースについて

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あなたの印象に残ったニュースは?

毎月3回は必ず更新しようと誓いを立てたブログが

今月まだ1度しかUP出来ていないことにさっき気が付きました・・

何事も継続が力なので、反省です。

 

さて、新しい感染症との出会いによって

世界中が混乱のさなかにありますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

お読みいただく方も、読んでくださっている方の大切な方々も

健やかに過ごされていますように。

 

ところで前回の更新から3週間の間に、

素敵なこと、残念なこと、楽しいこと、

色々な情報がニュースとして伝えられていましたが

皆様にとって5月に記憶に残ったことは何でしたか?

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大好きな ブルーノ・ムナーリ を思い出すこと

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《読めない本》試作(1955) パルマ大学CSAC © Bruno Munari. All rights reserved to Maurizio Corraini srl. Courtesy by Alberto Munari

未来の社会への責任

楽しい話を耳にするチャンスが少ない毎日ですが

皆さまお変わりなくお過ごしでしょうか。

 

私は少しでも明るい気持ちになれる話題や、動画を探しては

結果的に要らぬ情報も同時に入ってくることに滅入りがちなので

近頃は『SNSなるべくデトックス』なるものをしておりました。

 

代わりに、自分の思考を客観的に振り返る

マインドフルネスなるものが随分前から流行っていて、

私も時々実践しているので、今回のお休みの間には

多めに取り入れて過ごしてみました。

 

今そこにあるものに目を向けると

いつも最終的には出家したくなってしまうのですが(笑)

頭のもやもやはすっきりするのでお薦めです。

 

私が今あるものを見つめるときに必ず登場するのが

敬愛してやまない、イタリアの偉人、ブルーノ・ムナーリです。

芸術家でもあり、作家でもあり、工業製品のデザイナーでもあり

多才すぎる人で、ご存じの方も多いと思います。

 

ja.wikipedia.org

悲しい気持ちや、何故?というやるせない怒りの気持ちが

うまれることの多い不安定な空気の中で、

今自分にあるもの、自分に出来る事に目を向けることを

続けてきましたが、簡単ではないですよね、ほんと。

私はついつい暗くなる方に足を引っ張られてしまいがちです。

 

そんな時にムナーリのこの言葉を思い出すようにしています。

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